アニメ化に賛成する、初めての署名活動

『みいちゃんと山田さん』の
アニメ化を、支持します。

誰にも気づかれないまま、夜の街に沈んでいく人がいます。
この作品は、その存在を可視化しました。

作品を止めることでは、誰も救われない。

現在の賛同数

この署名活動では、募金・寄付を一切募りません。

私たちの立場

私たちは、『みいちゃんと山田さん』の2027年アニメ化を全面的に支持します。

アニメ化の中止を求める署名が広がる一方で、賛成する立場の声はまとまった形になっていませんでした。私たちが確認した限り、支持する側から立ち上がった署名活動は、これが最初のものです。

この作品は、福祉にも行政にも届かないまま生きる人たちの姿を描きました。目を背けたくなる描写があるのは事実です。しかしそれは、現実がそうだからです。

いま、アニメ化の中止を求める声が上がっています。私たちはその要求に反対します。描かれた現実が苦しいことと、描いた作品が有害であることは、別のことだからです。

私たちが賛成する、6つの理由

01

不可視だった現実が、可視化された

支援の網から零れ落ちる人は、統計のうえで確かに存在します。法務省の矯正統計年報では、新受刑者のうち能力検査値が69以下の人が2割を超えています。作品が描いたのは、誰かの想像ではありません。

02

280万人が読んだのは、嘲笑ではない

累計280万部、『このマンガがすごい!2026』オトコ編4位。これだけの読者が支持したのは、みいちゃんを笑う物語だからではありません。彼女を食い物にする大人たちへの怒りが、この作品を読ませています。

03

作者自身の実体験に根ざしている

作者の亜月ねね氏は、本作を実体験に基づくフィクションだと説明しています。外から観察して作られた物語ではありません。当事者に近い場所から書かれた記録としての重みがあります。

04

絵柄とのギャップは、矮小化ではなく到達装置

「可愛い絵柄が深刻さを薄める」という批判があります。しかし逆です。重いテーマを重い絵柄でしか描けないなら、その問題は永遠に一部の人にしか届きません。280万部という数字は、届いたことの証明です。

05

映像化は、理解を深めうる

『聲の形』は、アニメ映画化によって障害をめぐる議論を社会に広げました。アニメ化が偏見の助長に直結するというのは、必然ではありません。丁寧に作られた映像が理解を進めた実例が、すでにあります。

06

次の作品のために、幅を守る

まだ一カットも公開されていない作品が、制作前に中止に追い込まれる。その前例ができれば、次に同じ手段が向けられるのは別の作品です。これは一作品の話ではありません。

反対意見に、お答えします

中止を求める声には、真剣に検討すべき指摘も含まれています。ひとつずつ、私たちの考えを述べます。

「みいちゃん」が、現実の当事者への蔑称として使われている

これは事実です。精神科医からは、そう呼ばれてからかわれ不登校になった子どもがいるという報告もあります。私たちはこの被害を軽く見ません。

そのうえで申し上げます。加害しているのは、その言葉を使う人間です。作品ではありません。誰かをからかい、職場から排除する。その行為の責任は、行為者にあります。

そして、名前を消しても差別は消えません。この作品が生まれる前から、同じ扱いを受けてきた人がいます。むしろ論者のGanot氏が指摘するように、一度可視化された問題を再び見えなくすることが、当事者にとって本当に良いことなのかを問うべきです。曖昧なまま放置されていた差別は、名前がなかったぶん、告発することさえできませんでした。

設定が非現実的で、偏見を寄せ集めただけだ

特に、みいちゃんの出自に関する設定への批判があります。しかし精神科医・鹿冶梟介氏は、スウェーデンの研究データをもとに、親が知的障害を有する場合に子の発症リスクが16.5倍高まることを示し、この設定が遺伝学的に一定のリアリティを持つと評価しています。

夜の街という舞台についても、カナダのセックスワーカー692名を対象とした調査で約49%が精神疾患の診断を受けていることが示されています。作品の環境設定は、現実から乖離していません。

テレビアニメは、選んでいない人や子どもにも届いてしまう

この懸念に対しては、すでに答えが出ています。製作委員会は2026年7月27日の声明で、専門家やしかるべき機関の監修・指導のもと、適切なレーティングや注意喚起を記載すると明言しました。

2027年の視聴環境は配信が中心です。年齢制限と注意喚起が設定された作品に「偶然触れてしまう」という想定は、現実的とは言えません。

障害を、物語の都合のいい道具として使っている

この作品が描いているのは、障害そのものではありません。療育を受けられなかった環境、暴力、経済的搾取——先天的な特性と、後から積み重なった環境要因の両方が、みいちゃんの困難を形づくっています。

「障害があるから転落した」という単純な図式で読める作品ではありません。彼女を追い詰めたのは、誰も手を差し伸べなかった社会の側です。

切り抜きが出回り、レッテル貼りに使われている

文脈を外した切り抜きが人を傷つけるのは、その通りです。しかしそれは切り抜き文化の問題であって、この作品に固有の問題ではありません。

切り抜きを止めるために原作を消す、という順序は転倒しています。問われるべきは、切り抜いて他人を嘲笑する行為そのものです。

地上波での放映は、放送法に抵触するのではないか

放送法が定めるのは、放送事業者が自ら守るべき自律の規範です。第三者が特定の作品の放送中止を求める法的根拠にはなりません。編成上の判断は、放送事業者と製作委員会が担うべき領域です。

発表日が、津久井やまゆり園事件から10年の日と重なった

日程が重なったことに心を痛めた方がいることは理解します。しかし、発表日程の偶然の一致は、作品の内容とは無関係です。それを根拠に作品を止めることはできません。

そもそも、なぜ「中止」に反対するのか

アニメはまだ一カットも公開されていません。内容を見ないまま制作を止めよという要求は、批評ではなく事前抑制です。

批判は、公開された作品に対して行われるべきです。作られる前に潰す手段が有効だと証明されれば、その手段は必ず次の作品にも使われます。

「専門家が反対している」わけではありません

この作品の評価は、専門家や当事者のあいだでも分かれています。一方の見解だけを根拠に中止を決めることはできません。

専門家・当事者による評価の一覧
立場評価内容
精神科医擁護統計データの検証により、作品の描写は現実に即していると評価
発達障害当事者擁護「自分もこういう行動をしていた」と、自身の経験との重なりを語る
精神科医批判作品名で呼ばれからかわれ、不登校になった事例があると指摘
知的障害者支援職批判1巻の描写は評価する一方、以降の展開に現実性がないと批判

出典はページ下部に記載しています。各論者の主張は、必ず原文をご確認ください。

これまでの経過

  1. 2024年9月8日

    講談社『マガジンポケット』にて連載開始。

  2. 2026年

    『このマンガがすごい!2026』オトコ編4位。累計発行部数280万部を突破。

  3. 2026年7月下旬

    2027年のアニメ化が発表される。同時に、内容をめぐる批判がSNS上に広がる。

  4. 2026年7月27日

    製作委員会が声明を発表。差別・蔑視の意図を否定し、専門家の監修のもとで適切なレーティングと注意喚起を行うと表明。

  5. 2026年7月28日

    アニメ化の中止を求める署名活動が開始される。

  6. 現在

    私たちは、アニメ化を支持する立場から賛同を集めています。

賛同のご署名をお願いします

お名前だけで参加できます。いただいた賛同は、講談社および製作委員会へお届けする予定です。

本名でなくてかまいません。

確認のうえ、サイト上に掲載させていただく場合があります。0/300

署名は無料です。募金・寄付は一切募りません。金銭のご負担は生じません。

賛同くださった方の声

掲載に同意いただいたコメントを、確認のうえ紹介しています。

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よくあるご質問

この署名は、誰に届けられますか?

講談社および『みいちゃんと山田さん』アニメ製作委員会にお届けする予定です。取りまとめの時期は、集まった状況を見て本ページでお知らせします。

本名でなくても参加できますか?

できます。ハンドルネームでご記入ください。公開の可否もご自身で選べます。

費用はかかりますか?お金を集めていますか?

費用は一切かかりません。そしてこの活動では募金・寄付・カンパの類を一切募りません。金銭を受け取る窓口も設けていません。運営にかかる費用は運営者が負担しています。

もし本サイトを名乗って金銭を求めるものがあれば、それは私たちとは無関係です。

署名を取り消したいのですが。

お問い合わせ先までご連絡ください。速やかに削除いたします。

反対している人を攻撃するための活動ですか?

違います。私たちが反対しているのはアニメ化の中止という要求であって、懸念を表明している方々個人ではありません。差別的な言動によってこの活動が利用されることを、私たちは望みません。

公式の活動ですか?

いいえ。有志による非公式の活動です。講談社、製作委員会、原作者とは一切関係ありません。